発電機の種類

発電機にはインバーターとスタンダードの二種類があります。
パソコンや電子レンジなどの精密機器は安定した電気が必要なため、発電機で作った電気をそのまま利用すると不具合や故障の原因となります。パソコンなどの利用には、電気を安定する装置があるインバーター発電機が必須です。
それ以外の発電機は スタンダード発電機となります。（メーカーにより違う呼称あり）

50Hzと60Hzって？

コンセントからとる交流の電気に、「50Hz」と「60Hz」という周波数の違いがあるのはご存じでしょうか。発電所が使用する発電機の違いによって、周波数も変わります。現在では下記の地図のように住む地域によって周波数が違い、おおまかに東日本が50Hz、西日本が60Hzです。東日本と西日本で使える発電機の種類が変わりますので、ご確認いただいてからのご検討をおすすめいたします。

• 50Hz地域
• 60Hz地域
• 50Hz、60Hz混在地域

※ 混在地域は、ご自身でご契約中
の電力会社に
ご確認ください。

発電機の燃料

発電機は内部のエンジンを動かして発電しています。
その燃料は ガソリン・カセットボンベ（ガス）・軽油（ディーゼル）の３種類があります。
特長はガソリンと軽油はコストが抑えられること、カセットボンベは保管と持ち運びが容易であることが挙げられます。カセットボンベは発電機本体も持ち運びに便利なポータブルサイズが多いです。
一方、 ガソリンや軽油は危険物のため、専用の携行缶で保管する必要があります。スタンドでも携行缶がなければ購入できません。またカセットボンベは保管が容易ですが、長時間の運転には数が必要です。
発電機と一緒に携行缶を購入することをおすすめします。

必要な電力を確認しよう！

発電機の発電量（出力）が、電化製品の消費電力を下回ってしまうと、発電機も電化製品も動きません。あらかじめ利用したい電化製品を選んでおくと、その消費電力から必要な発電量（出力）を計算できます。
出力の単位はVA・消費電力の単位はWとそれぞれ異なる単位となります。ですがどちらも電力量のためVAとWは以下のように単位換算ができます。

• 1VA＝1w
• 1000VA＝1kVA

また、電化製品によって起動する際の電力（起動電力）が消費電力より大きくなる場合がございます。自然災害のときの停電時やキャンプのときに利用したい電化製品の消費電力（起動電力が大きい場合は起動電力）を足した数値より大きな出力の発電機を選びましょう。（消費電力は製品裏面の貼付ラベル・起動電力は説明書などに記載がございます）

電化製品の消費・起動電力量のめやす表

消費・起動電力の差/大 （冷気が出るなど）
消費・起動電力の差	電化製品	消費電力量のめやす （W）	起動電力量のめやす （W）
	エアコン	1,200	2,200
	小型クーラー	200	800
	冷蔵庫	250	1,000
大（冷気が出るなど）	小型冷蔵庫	100	400

消費・起動電力の差/中 （モーターが動くなど）
消費・起動電力の差	電化製品	消費電力量のめやす （W）	起動電力量のめやす （W）
	ドライヤー	1,200	1,440
	電子レンジ	1,000	1,800
	電気ドリル	300	600
中（モーターが動くなど）	ミキサー	220	260

消費・起動電力の差/小 （動きのないもの）
消費・起動電力の差	電化製品	消費電力量のめやす （W）	起動電力量のめやす （W）
	炊飯器	1,300	1,300
	パソコン	200	200
	ライト	100	100
小（動きのないもの）	スマホ充電器	15	15

※上記の表は一例です。メーカーや製品により消費電力と起動電力が異なりますので、めやすとしてご利用をお願い致します。

下記の電化製品を同時に使用したい場合

• 

• 

• 

1,440w + 100w + 600w =

2,140w（VA）以上の出力がある発電機が必要